Strategy Update · 2026 H1

からだの保健室、
次の半年で何を伸ばすか。

5月5日 定例で共有した「健康経営サービスとしての拡張構想」を、現場でのアサイン・浸透課題・既存提携状況とつき合わせて再整理。
「強みを最大化する領域」と「他社と組んで補強する領域」を切り分け、向こう半年〜1年で具体的に動かす提携先・案件・運用整備をまとめる。

Source · 定例MTG 2026/05/05 / ベース資料 · service-map.html / Owner · 藤井翔太(CXO)

01 · Position Recap

「制度配管」では戦わない。
運動・対面・トレーナーで圧倒的に勝つ。

既存の戦略マップで定義した立ち位置は変わらない。健診データ統合・産業医ネットワーク・PHRなどの「制度配管」レイヤーは正面から戦わず、対面 × 出張 × メディカルトレーナーの実装力で他に並びがない場所を取りに行く。今回のMTGはその前提を再確認したうえで、「補強する周辺レイヤーをどう調達するか」を議論した。

カテゴリAでは正面から戦わない。

健診一元化・ストレスチェック・PHRなどの制度配管はSaaSで圧倒的にコスト効率が良い領域。からだの保健室は単独参入せず、配管に乗る側に回る。

差別化は「対面 × 出張 × 1人60分」。

座学・eラーニング・グループセミナーでは届かない「実際にからだに触れて変える」体験こそが固有の強み。山口銀行トライアルで稼働率98%・満足度9.6を実証済み。

提携で勝つ = 制度配管に乗る。

福利厚生パッケージ・指定運動療法施設・産業医ネットワークなど、すでに法人接点を持つレイヤーにオプションとして接続する。比江島ルートでHitman's Clubと既に接続済み。

02 · Where We Win / Where We Borrow

強みを最大化する領域と、
他社と組んで補強する領域。

5/5 定例で藤井が共有した整理。自社で深掘る領域と、提携で素早く補強する領域を分ける。"幅広く模索する段階"と"絞り切る段階"の議論は別途継続するが、まずはマップ化して企業に提示できるバリューの輪郭を確定させる。

自社で勝つ/深掘る

運動・対面・トレーナー × 健康経営2.0

  • 運動機会の創出(出張ボディケア/オフィス内ジムプロデュース)
  • 対面グループパーソナル(既存事業の法人オプション化)
  • メディカルトレーナーによる短時間ケア+セルフケア指導
  • AI自律神経計による健康状態の定量化+レポーティング
  • 「からだの保健室 for Expert」(鉄道・医療・接客などの職種特化)
他社と組んで補強する

制度配管・データ統合・専門職ネットワーク

  • 健診データの一元管理/PHR連携
  • ストレスチェックの実施・分析(産業保健領域)
  • 長時間労働管理・労務データ統合
  • EAP(従業員支援プログラム)/メンタルヘルスケア
  • 福利厚生パッケージ(カフェテリアプラン等)への組み込み

議論メモ:比江島さんから「リソースを薄く広げるリスク」への懸念。藤井は「現時点では幅広く模索し、企業に対して自社のバリューがどこにあるかを把握する段階」とした。次の意思決定ポイントは "全方位 vs 絞る" の判断(別MTGで継続)。

03 · Partner Map

提携候補マップ:
すでに接続している先 × 次に当てる先。

比江島が指摘したとおり、すでに法人顧客と接点を持っている事業者へ「オプションとして入る」のが浸透フローとして最も速い。指定運動療法施設を持つフィットネスクラブ経由なら、個人情報を扱う領域にまで踏み込める可能性がある。

提携先 タイプ 接続するレイヤー/想定提携形態 温度感
Hitman's Club 福利厚生 比江島ルートで既に接続済。既存の法人顧客に「からだの保健室」をオプション提供する流れを構築中。 接続済
ルネサンス 指定運動療法施設 指定運動療法施設として個人情報領域に踏み込める可能性。法人会員向けプログラムとして組み込み。 候補
コスパ 指定運動療法施設 同上。指定施設経由で健診後フォロー枠としての展開可能性。 候補
メガロス 大手フィットネス コナミ向けに進めていた提案をブラッシュアップして当てる案。法人福利厚生パッケージとしての連携。 5月中 提案ブラッシュアップ
産業医ネットワーク 専門職 健診後フォローの紹介先として連携。EAPとの組み合わせで提案の幅を広げる。 リサーチ中
EAP事業者 従業員支援 メンタル+身体ケアのハイブリッド提案。EAP単独では届かない「身体に触れる」領域を補完。 リサーチ中
ストレスチェック実施機関 産業保健 結果データを起点に高ストレス者向けケアプログラムの紹介先として連携。 リサーチ中

04 · Penetration Issue

浸透課題と、その対策。
「案内が届いても若手が動かない」をどう解くか。

尾崎が定例で共有した実体験:運動セミナーは「案内されても若手が参加しない」現象が起きやすい。これは導入後の継続率・満足度に直結するため、サービス本体の品質と並ぶ重要テーマ。

課題:なぜ参加されないのか

① 案内が業務メールに紛れて読まれない。
② 「健康セミナー」という言葉が中堅以上向けに見える。
③ 1回限りの単発で関係性が育たない。
④ 上司・先輩が参加していないと若手が手を挙げにくい。

対策:何を変えるか

導線:通りすがりで参加できる「フリースペース型」(全日空商事モデル)を初期導入の標準形に。
言葉:「健康」より「コンディション」「リカバリー」など若手に届く言葉でリパッケージ。
継続性:初回は短時間トライアル → 2週間後の同時間帯にフォロー枠を自動セット。
巻き込み:キックオフ参加スタッフを起点に動画共有+1on1で巻き込み(落合担当・6月開始)。

仮説:「短時間 × 通りすがり × パーソナル」の3点セットが揃うと、若手参加率は劇的に変わる。山口銀行・全日空商事のトライアル結果がこの仮説を裏付けている。
次の検証ポイントは 同一企業内での2回目・3回目のリピート率(参加者個人の継続率)。

05 · Action Items(5/5 定例より)

直近のアクション。
誰が、何を、いつまでに。

5/5定例で確定した宿題をまとめる。Owner・期日・依存関係を明確化し、毎週木曜のアウトプット定例で進捗を確認する。

アクション Owner 期日 備考・依存
健康経営戦略資料をグループチャットに共有 藤井 5月中旬 本ドキュメント+ service-map.html を最新化のうえ投稿。
AIで作成した視聴出力ツールを Ochiai に共有 藤井 数日以内 動画素材から議事録/要約を生成するワークフロー。
健康経営関連サービス(産業医・ストレスチェック・福利厚生パッケージ等)のリサーチリスト作成 藤井 5月末 P.03 のパートナーマップに統合する。
コナミ向け提案 → メガロス向けへブラッシュアップ(比江島と相談) 藤井 5月中 提案資料テンプレを再利用、メガロスの法人福利厚生窓口にリーチ。
キックオフ未巻き込みスタッフへ動画共有+1on1 落合 6月〜 京王プラザホテル参加スタッフ対象。落合の他1on1スケジュール調整後。
6月開催の日程確認・案内送付 落合 5月中 会場確保が難しいケースは日程ずらし対応。

06 · 6-Month Roadmap

これから半年で、
戦略を案件と運用に落とし込む。

戦略整理 → 提携候補リサーチ → 仮説検証案件 → 標準化、というステップで進める。各フェーズで「学習を次に回す仕組み」をワークフローに組み込み、属人化を防ぐ。

2026 / 05
戦略整理 × 提携リサーチ
  • 本ドキュメントを社内共有・全方位 vs 絞るの議論を別MTGで設定
  • 産業医・ストレスチェック・EAP・福利厚生パッケージのリサーチリスト完成
  • メガロス向け提案をブラッシュアップ(比江島ルート確認)
2026 / 06
提携・浸透・案件着手
  • キックオフ未巻き込みスタッフ動画共有+1on1スタート(落合)
  • Hitman's Club経由の既存法人顧客への提案開始(比江島)
  • ルネサンス・コスパ向けアプローチ準備
  • 「フリースペース型」を初期導入の標準パッケージとして言語化
2026 / 07-08
仮説検証案件
  • 提携経由の初回案件1〜2件をトライアル("提携起点での浸透速度"を計測)
  • 同一企業内の2回目/3回目リピート率の取得=若手継続率の指標化
  • 3軸(参加率・満足度・健康効果)でレポートテンプレ完成
2026 / 09-10
標準化+規模拡大
  • 提携モデルの単価・収支モデルを確定し、再現可能な提案書化
  • "絞る or 全方位" の意思決定を経営会議で確定
  • for Expert の鉄道/ホテル/医療のテンプレを2〜3社展開

07 · Open Decisions

経営として、
次に決めなくてはいけないこと。

本ドキュメントには「方向性は決まったが、最終判断はこれから」のテーマがある。優先度順に並べ、意思決定MTGの議題として持ち込む。

A. 全方位で広げるか/領域を絞るか。

比江島が懸念する「リソースが薄く広がるリスク」。提携先を5〜7業種同時に当てるのか、3業種に絞って深く入るのか。
判断材料:5月末リサーチ結果+メガロス提案の手応え。意思決定タイミング:6月上旬

B. for Expert の対象職種を3つに絞るか。

鉄道(京王電鉄)/ホテル(京王プラザ)/医療(歯科クリニック)はすでに事例化済み。次に当てる職種を「立ち仕事」「重量物」「不規則勤務」のどこに絞るか。
意思決定タイミング:7月中旬

C. 価格・契約形態の標準化。

単発トライアル → 月次定額 → 年間契約への移行モデルを固める。提携経由案件と直販案件で価格モデルを分けるか統一するか。
意思決定タイミング:8月末(標準化フェーズ着手前)

D. オペレーション体制:リーダー育成と引き継ぎ。

尾崎が来週からリーダーデビュー。庄司から比江島への運営引き継ぎは進行中。リーダー層が安定しないと提携経由の案件増にスケールできない。
意思決定タイミング:6月末(リーダー稼働状況レビュー)

08 · Closing

この資料を、
次の半年のコンパスにする。

本ドキュメントは service-map.html(戦略マップ)と strategy-deck/(社内向けデッキ)の上位レイヤーとして位置づける。週次定例(毎週木曜)でアクションの進捗を確認し、月初に内容をアップデートする運用。

関連ドキュメント

service-map.html — 戦略サービスマップ/優良法人認定対応
strategy-deck/ — 社内向けプレゼンデッキ
/case-studies/ — 公開事例(5社)

更新サイクル

毎週木曜:アウトプット定例でアクション進捗確認
月初:本ドキュメントを最新版に差し替え
四半期:提携状況とロードマップを根本見直し

「制度配管では戦わない。運動・対面・トレーナーで圧倒的に勝つ。」
この一文を半年後にもう一度書き直せるかどうかが、この期の成否を測る指標。 — 藤井(CXO)

Last updated · 2026/05/07 / Next review · 2026/06/01